【ふくらはぎ 肉離れとは？】

肉離れは、正式には筋挫傷といい、いわゆる筋肉の部分断裂です。

直接的な外傷、または圧迫、瞬発的な動作などで起こる損傷です。

【症状】

受傷時に断裂音を感じたと訴えられる方が多く、他には、バットで叩かれた、ボールがぶつかったなどのように訴えられる方がいます。

症状としては不全断裂、部分断裂の場合は歩行を行える場合もあるが引きずりながらや、いわゆるびっこで歩くことしかできず、正常な歩行は困難で、また、完全断裂の場合は立っている事すら出来ない場合もあるほど強い痛みが出てきます。

【原因】

肉離れの中でも比較的多く見られる箇所です。
通常に日常生活を送っていれば起きにくい怪我ですが、段差で足を踏み外したり、交通事故など強い力が加わった時に起こりやすく、多くはスポーツをしている際に発生します。

ふくらはぎの肉離れは下腿三頭筋（腓腹筋、ヒラメ筋）に多く、特に腓腹筋に好発します。

筋力の低下や柔軟性の低下、腱の変性が関係する事から中年以降に多く見られる症状ですが部活動やスポーツ教室に通われる学生でも少なくありません。

競技としては陸上やサッカーなど瞬発的に走る競技やバレーボールやバドミントンなど繰り返しジャンプを行うスポーツに好発します。

【治療】

受傷直後、直ちにRICE処置を行う事がその後の痛みや治療期間、予後に影響してくるものでとても大切です。
筋肉の萎縮、低下を防ぐ為に痛みの出ない範囲ではあるが物理療法を行い徐々に自動運動、抵抗運動、歩行訓練を行うがおおよそ半年程度は再断裂に注意が必要である。